震災から7年目、一般社団法人Bridge for Fukushima主催で行われている福島の高校生向けの合宿にてEGAKUを実施させていただきました。

進路を真剣に考えはじめる時期に様々な大人と接し、自分の未来を考えることが目的という高校生主催の合宿。震災を振り返り、EGAKUを通して「大切にしていきたいこと」に向き合い、自分との対話、他者との対話を通して未来を考える特別な場となりました。生まれた作品は、どれも未来への希望に溢れていて、絵を手に持ち熱く語り合う高校生の姿はとても心強かったです。

参加者が感じたこと、気付いたことの一部を紹介します。

  • 「絵にすることによって自分は思っていなかったことが出てきたり、ほかのメンバーの意外な一面が見れた気がする。」
  • 「自分が考えていることを色と形でできるだけそのまま表現できてよかった。」
  • 「みんな違った作品で、十人十色がとてもよかった。大切にしたいことをこんな風に考えるのがすてきだなと思う作品に出会えた。」
  • 「皆、自分の大切にしていることや、自分の現状を自分なりの描き方で描いていて、ひとりひとりの個性がよく出ていたし、「絵を描く」ということは、そのままの自分を表現できる1番簡単な手段だなと発見することができました。」
  • 「同じお題でも、それは人それぞれだし、表し方も本当にさまざまで、人との関わりの中でのことや自分の中のことなど人によって全然ちがうことが再認識された。」
  • 「生きる中、人と関わる中でみんなそれぞれ普段口に出さずとも大事にしたいものを持って過ごしているんだなと感じた。似たような思いからでも、出てくる表現やその方法は様々でそういうアイディアになるんだと面白かった。」

テーマ:大切にしていきたいこと
プログラム内容:EGAKUプログラム
参加人数:18名
参加対象:高校生
場所:福島県 フォレストあだたら
主催:一般社団法人Bridge for Fukushima
ファシリテーター:長谷部貴美
スタッフ:森本謙
※本プログラムはホワイトシップのソーシャル活動部門、一般社団法人ELABによって実施されました。