武蔵野大学高等学校における「未来を描くプログラム」後期の授業が始まりました。
半年(全10回)に渡る授業は、EGAKUプログラムを核とした「アートによる学び」を通して、自己と向き合い、他者の多様性を知り、考え続ける姿勢を学びながら、唯一無二である自分自身の人生を創造的に生きる力を育むプログラムとなっています。
 
前期とは異なる生徒たちが参加する後期初回は、「大切にしていること」をテーマに等身大の想いを表現しました。同じテーマでもそれぞれに異なる個性が弾けるような作品に、ひとりひとり考え方や感じ方が違うということ、その面白さや豊かさを体感する場となりました。
 
参加者からのコメントを一部紹介します。

  • 大切なことは人によって違っていて、描いたものも全然違うんだなと思いました。それぞれに自分の思いがあって出し方も違う。そんなことが自分に新たな風を生みだすんだと思いました。自分にとって大切じゃなくても、相手にとってはとても大切なもの、当たり前なのになかなか気づけていなかったと思いました。
  • 自分の「大切なこと」を絵で表現したことによってより自分の「大切だな」と思うことを持続させていきたいなと思いました。また、絵を描いたことで自分が常日頃から考えていることをより深く考えられるようになりました。絵を描くことはあまり好きではないけど、上手い下手関係なく、感情を表すのはおもしろいなと思いました。
  • 友達の大切にしていることはなんなのか知って、よりその子が好きになりました。いつも優しい彼女だけど心の中では色々考えていることもあって、もう少しその子に寄り添ってあげたいと思うようになりました。
  • (1週間前に描いた時から)大切なことは自分でも変わっていて、そう描いたはずなのに今日見たらそんなことは感じなくて、戸惑いが大きかったです。確かなことはなくて、この前と今の自分は全然違うんだなと思いました。大切なものがだんだん削ぎ落ちていって、本当に大切なものとは何かと思いました。意外と何気ない線とか丸でもこんなにも自分を表現できるんだと驚きました。共有することで新しい発見もたくさんあったのでとてもおもしろいなと思いました。
  • 自分の気持ちと向き合うこと、その人の感じていることを質問して、その人を知ることの大切さを学んだので、普段の生活でも勝手に思い込むのではなく、実際に聞いてみる、本人と向き合うことが大事だと学んだ。

テーマ:大切にしていること
プログラム内容:未来を描くプログラム
参加人数:22名
参加対象:高校1年生
場所:ホワイトシップ –Office & 9201 Gallery-武蔵野大学高等学校
主催:武蔵野大学中学校・高等学校「Liberal Arts of Musashino」 
社会人メンター:高橋浩子、金子友美
ファシリテーター:長谷部貴美
スタッフ:伊藤宏美
※本プログラムはホワイトシップのソーシャル活動部門、一般社団法人ELABによって実施されました。